敷居を跨ぐ
大辞林 第三版の解説によるならば、「家に入る。訪れる。また、家を出る」ことで、「二度と敷居を跨がせぬ」 「男が敷居を跨げば七人の敵」というふうに用いられます。 また、古来より「敷居は踏むな」との教えがありますがなぜなのでしょう。数ある説のうち納得しやすいのは「敷居が高い」と...
大工『三種の神器』
墨壺・墨差し、指矩(さしがね)、手斧(ちょうな)の三つの道具は、あわせて大工の三種の神器といわれます。写真にある大工飾りは『水』の字をイメージしていて、建物において一番大事な水平、水準を司る道具への畏敬の念を表したものです。
門にまつわる故事・ことわざ
門(もん、かど)とは、敷地と外部を区切る塀や垣に通行のために開けられた出入口のこと。外構の一種。正面口のことは、特に正門(せいもん)とよばれる。門の脇の柱を門柱(もんちゅう)、門の番人を門番(もんばん)、門の扉を門扉(もんぴ)とそれぞれ呼ぶ。(ウィキペディアより)...
家は狭かれ心は広かれ
家は小さくとも、心は広く大きく持て、ということ。 どんなに大きな家に住んでいようと、人一人が占める場所は、起きているときは半畳、寝るときは一畳あれば充分足りることから「起きて半畳、寝て一畳」とか「起きて三尺、寝て六尺」のことわざがあります。 ...
間話休題
本来は「閑話休題」と描きます。それはさておき、「閑話休題」とは、「それはさておき」という意味です 話が横道にそれたのを元に戻したり、無駄話はやめて話を本筋に戻したりするときに使うことばです。 【注釈】「閑話」は、暇にまかせてする無駄話の意。「休題」とは、話すことをやめるこ...
居は気を移す
元の意味は、地位や境遇によって人の性格や考え方、品格まで変わるということ。「居」は立場、居場所。「気」は精神、心持ち。孟子が斉の王子を見て、立派なのは王子の位にあるからだといった故事によります。 「居は気を移し、養は体を移す」とも用いられ、食べるもので体質が変わり、住む世界...
手斧(ちょうな)・釿
一般的な伐採斧や薪割り斧のように刃と柄が平行な斧を「縦斧」(たておの)、ちょうなのように柄と刃が直角に位置する斧を「横斧」(よこおの)と呼びます。旧石器時代前期に石を打ち欠いて形を整えた打製石器の石斧「握り斧」は、文字通り手で握って使う、柄のない斧だった。...
卯建(梲)の上がらない
うだつが上がらないとは、いつまで経っても出世しない、生活が向上しないことのたとえ。また、身分がぱっとしない、幸せになれないことのたとえ。 うだつが上がらないの語源は諸説あり、一つ目は、梁の上に立てて棟木を支える短い柱を「うだつ」といい、この梲(うだつ)が棟木におさえられてい...
鞘鳴り
「鞘鳴り」とは刀身に比して鞘が大き過ぎると音がすることをいったもので、分不相応に大きく広い家は具合が悪いことのたとえ。ひいては、大きな家というのは実用にならず、かえってむだが多いことのたとえ。 無駄に広い家を皮肉っったことわざです。 広告
差金(指金・指矩・曲尺・金尺)
目盛には「表目」「裏目」という施工用語があります。これは「さしがね」の使い方により工匠が考え出したもので、「さしがね」を左手に持って妻手が自分のほうに向いた状態を「表」といい、この反対が「裏」といいます。「表目」には長手・妻手ともに通常の尺度目盛が刻まれており、「裏目」には...