卯建(梲)の上がらない

 うだつが上がらないとは、いつまで経っても出世しない、生活が向上しないことのたとえ。また、身分がぱっとしない、幸せになれないことのたとえ。

 うだつが上がらないの語源は諸説あり、一つ目は、梁の上に立てて棟木を支える短い柱を「うだつ」といい、この梲(うだつ)が棟木におさえられているように見えることから、頭が上がらない(出世できない)という説。  二つ目は、商家などで隣りの家との境に設ける防火壁のことを「うだつ」といい、その卯建(うだつ)を高く上げることを繁栄のしるしとしたことからとする説。防火壁の形状を卯の字形に見立てて言い表したものとか。

 三つ目は、掘り井戸の周囲を囲む石積みの一番下をうだつといい、年中下積みになっていることからの比喩との説ですが、これでは「上がらない」の用い方が説明できないように思われますので、説得力に欠けます。


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